徹底した感染対策施設
当院は感染症対策特化型の透析施設としていくつかの独自の取り組みを実施しております。不安なく、少しでも安心にお過ごしいただけるように、設備上、オペレーション上の取り組みで皆様に選んでいただける環境を提供いたします。
東京ネクスト南砂内科・透析クリニックの内部公開!透析バンザイさんが制作してくださいました。
院内ゾーニング
医療機関におけるゾーニングとは、入院や診療において感染症患者、あるいは感染疑いのある患者に接する空間を汚染区域、汚染されていない区域を清潔区域と区別し、生活空間との区分けをする事で感染症の拡大を防止する非常に重要な対応策です。
感染対策の徹底で重要な役割を担うゾーニングの徹底と方法
- 汚染地域と清潔地域を明確に区分けする。具体的には感染症患者、感染疑いのある患者とそのケアをするスタッフを汚染地域に分け、汚染地域は可能な限り狭く設定します。
- 業務の効率化を図るためナースステーションは清潔区域に設定します。
- 汚染地域と清潔地域を担当するスタッフが同線上で交差しないよう工夫します。
- 防護服の着脱は決まった場所で行い、防護服や手袋等の感染性廃棄物は専用の容器に破棄します。
- 医院内の空気が汚染区域から流れていかないよう配慮し、すべての区域で空気が滞る事のないよう充分な換気を行います。
- 医師や全てのスタッフはいつでも確実に手指を消毒できるように手指消毒剤を携帯、配備します。
感染対策の徹底で重要な役割を担うゾーニングの徹底と方法
感染拡大のリスクを最小限に抑える対策として陰圧感染室とゾーニングを併せて実施しております。陰圧感染室の設置のみでの感染拡大防止は難しいため、クリニック出入り地口などゾーニング区域を明確に設定し空気の漏れだけでなく人の動きも制限する事で、可能な限り清潔区域への接触がないようにしております。
PCR検査・抗原検査を実施
当院ではPCR検査・抗原検査を実施しております。PCR検査は鼻の奥の粘膜や唾液から採取する検体からコロナウイルスの有無を検出する検査です。PCR検査は現在進行形でコロナウイルスに感染しているかどうか調べる検査です。
抗原検査は過去にコロナウイルスに感染しているかどうか調べる検査です。指先から少量の血液を採取して検査を行います。抗原検査ではIgG抗体とIgM抗体の2種類を検査します。
IgM抗体は感染から約1週間、その後短期間で消滅しますので感染初期の可能性を示します。IgG抗体は約2週間後の過去の感染を示し、その後長期間持続するので過去に感染した可能性があります。
当院で使用する抗原検査キット
当院では蛍光抗原法検査機器AFS-1000という検査キットを使用しております。ドイツやイタリアの医療機関で使用・認可されていて約10分程で検体からコロナウイルス(IgM、IgG)に対する抗原を高精度で検出する事が可能です。
PCR検査・抗原検査における注意点
- PCR検査・抗原検査共に精度は100%ではありません。確定診断ではないことをご承知おきください。
- 抗原検査で陽性と判定された場合、一般的な抗原検査では陽性判定後は再び感染するリスクは少ないと考えられていま すが新型コロナウイルスに関しては未だデータが不十分なため見解が定まっていません。
7床の個室陰圧室
新型コロナウイルス感染疑いの患者様でも透析治療が受けられるよう、個室に陰圧室を7床備えております。感染拡大防止の為、発熱等新型コロナウイルスに感染及び他の感染症の疑いのある患者様には、こちらの個室陰圧室で透析治療を行います。
当院では新型コロナウイルスの感染疑いのある患者様や、急な発熱等で他院で透析治療を断られてしまった患者様の受け皿になれるよう、個室陰圧室の設置、ゾーニングで感染予防対策を万全にし、患者様に安全な治療の提供を心がけております。
陰圧室による感染防止
当院では陰圧装置が設置された陰圧室を備えております。陰圧室とは空気が気圧の低い所から高い所位へ流れる性質を利用し、室内の気圧を室外よりも低くする事で、室内に浮遊する空気感染の可能性のあるウイルスや細菌を室外から出さないようにした病室です。それと同時に内臓されているHEPAフィルタでウイルスや細菌を付着・吸収し大量換気で陰圧室に滞留しないよう対策されています。
陰圧の確認方法
気圧の変化は目で見る事ができません。病室内の気圧が適正に保たれているかどうかの確認はとても重要です。当院では最新鋭のモニタリングシステムにより、陰圧と換気の状態を常時モニタリングが可能となっております。
徹底した換気とベッド間隔
ウィルス自体が室内に停滞しないように定期的な空気の入れ替えをおこないます。当院では42床のベッドが用意されておりますが、全てのベットの間隔は1.8mと確保し、患者様同士が密接にならないように徹底しております。
徹底した換気
ウィルス自体が室内に停滞しないように定期的な空気の入れ替えをおこないます。
42床の各ベッド間隔は1.8m
42床ある全てのベットの間隔は1.8mと確保し、患者様同士が密接にならないようにスペースメイキングを徹底しております。